東部併合へ・・・住民投票を画策?ロシア軍トップが東部戦線を視察か(2022年5月3日)

ロシア軍が、ウクライナ南部・オデーサを攻撃。ミサイルが学生寮を直撃し、14歳の少年が亡くなりました。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領:「これは何、なぜなんだ。子どもたちが、ロシア政府を脅迫したというのか。彼らの戦争とは、こういうものなのだ」

ロシア軍側は、こう主張しています。
ロシア国防省・コナシェンコフ報道官:「高性能ミサイルによって、オデッサ近郊にある外国からの武器調達の拠点である軍事空港を攻撃した」

約100人がアゾフスタリ製鉄所から避難したマリウポリ。ロシアとの停戦で合意したのは、ほんの一瞬の出来事でした。攻撃は再開され、製鉄所の地下に残っていた女性2人が亡くなりました。CNNによりますと、2日に予定されていた製鉄所からの避難は取り止めになったそうです。

製鉄所を脱出した人たちが一時的に滞在したのは、親ロシア派の支配地域にあるキャンプ場。この場所から、一部住民がロシア側に強制的に連れ出されている疑いが出ています。ただ、ロシア寄りのメディアの取材に答えた避難者は、こう話しました。
製鉄所からの避難者:「彼ら(アゾフ連隊)は、外出を禁じていた。銃を持っていて、汚い言葉で悪口を言われた」

ロシアが依然として重要視するウクライナ東部。その東部の前線・イジュームを、先週、軍の最高幹部・ゲラシモフ参謀総長が訪問していました。攻撃が絶えない戦線に、軍のトップが自ら出向くのは、極めて異例です。

ロシアの新たな狙いも指摘されています。“人民共和国”として、ロシアが一方的に独立を承認していたドネツク州とルハンシク州。アメリカ政府の高官は、こう話します。
欧州安全保障協力機構・カーペンター大使:「直近の報告によれば、ロシアが“人民共和国”と呼ぶドネツクとルハンシクをロシアに編入しようと、住民投票を5月中旬に画策するとみられる。ロシア政府は、正当な選挙を装うために、見せかけの国民投票を行うかもしれない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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