令和4年4月26日 阿武町長メッセージ「住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業の公金誤振込みについて」

「住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業の公金誤振込みについて」

みなさま、ご承知のとおり、このたびは、大切な公金、そして多額な公金を
二重払いをするという事態が発生いたしましたことにつきまして、
深くお詫びを申し上げます。

阿武町では、このほど、国の事業による
「住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金」として、
町の指定金融機関を通じて対象世帯の指定口座に
10万円ずつを給付する振込みの手続きを行いました。

しかし、金融機関に振込み手続きを依頼する際、
システム操作の誤りによって、本来の給付金振込みとは別に、
二重払いとして
対象世帯463件分の合計にあたる4,630万円が、
1世帯のみに全額、振込まれるという事態が発生いたしました。

町といたしましては、
誤った振込みが行われた当日の4月8日金曜日に、
銀行からの確認によって事態を把握し、
その日のうちに、当事者本人のもとに訪問して、
直接、事情を伝え、返還のお願いをいたしました。

この4,630万円を返還していただくには、
誤って振込まれた銀行口座の名義人である当事者本人が、
口座のある銀行支店の窓口に直接、出向いて、
「組戻し」という手続きを行っていく必要がありました。

当初は、当事者本人により返還に応じる旨の回答がありましたが、
即座の「組戻し」の手続きには至りませんでした。

その後も、当事者本人に対し、再三にわたり
文書や電話、メールなどを通じて返還のお願いや、
接触を試みて参りました。

そうした中、4月21日木曜日、
当事者本人と、3回目の対面での接触を行う機会を得て、
町の職員が直に話をすることができました。

しかし、その際、当事者本人から、
「もうすでに入金されたお金は動かしている」
「もう元には戻せない」
「どうにもできません」
「逃げることはしません」
「罪は償います」と、
返還に応じる意思がない旨の発言が、
あったと聞いております。

まさに、痛恨の極みであり、
改めまして、このような事態になったことを
町民のみなさまに心からお詫びを申し上げます。

なお、現在は、
警察、弁護士を通じて、事実関係を調査し、
今後の対策について検討している段階であり、
すでに捜査も始まっておりますので、
詳細な情報については、公表を控えさせていただきます。

なお、町民のみなさま方におかれましては、
本件について、
推測による当事者探しなどにつきましては、
厳に慎んでいただきますよう、
よろしくお願い申し上げます。
 
いずれにいたしましても、
町として、公金の返還などに向けて、
全力を傾注して参る所存であります。

令和4年4月26日

阿武町長 花田 憲彦

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