どこまで続く円安 専門家「130円を試す展開まで進む可能性も」 円高に転じる要素なし

日本の通貨、円の下落に歯止めがかからず、午後の円相場は、一時1ドル=126円となり、13日に続き、およそ20年ぶりの円安ドル高水準となりました。

3月中旬までは1ドル115円前後で推移していましたが、この1カ月の間で10円以上円安が進みました。

鈴木財務大臣は、「輸入品等が高騰しているが、それに応じて価格に十分転嫁できないとか、買う方でも賃金がそれを補うようなところに伸びていない環境で、『悪い円安』ということが言えるのではないか」と話しています。

なぜ円安の状況が進むのか、専門家は…

【日本総研 若林厚仁センター長】
「円安が進んでいる原因としては大きく2つある。1つが、輸出入の構造が変化していることと、日米間の金利差が拡大している。この2つになります。投資家たちは、だったら金利の高いドルの方に投資しようとなりますので、どんどん円でなくて、ドルに投資する動きになる、これもドル高円安要因に働く」

1ドル126円台を推移するこの円安は、どこまで続くのでしょうか?

【日本総研 若林厚仁センター長】
「インフレの傾向はしばらく続くというふうに思っている」
ーーQ:数値的にはどのあたりまで
「数値的にはこのまま130円を試す展開まで円安が進む可能性があるの見ています。なかなか円高に転じる要素がない中で、その130円が1つのマーケットの節目、ここを超えるかどうかという水準までは、じりじりと円安が進む可能性があると見ています」

カンテレ「報道ランナー」2022年4月15日放送
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