極限の晩酌400円/菊寿司/福島県西白河郡矢吹町

「江戸前菊寿司」
福島県西白河郡矢吹町中町300
晩酌セット400円(驚異の庶民価格が嬉しい)

先ず本物志向のビアジョッキで生ビールをたしなむ程度だが、付け合わせの不揃い刺身が少なくて見映えしないけれど、ネタに山葵(ワサビ)を点付け(山葵を溶かさないのが食通)、寿司醤油に浸すと刺激が効いて滅法に旨い。
一方青葉が出たら残った山葵をくるんで口に放り込めば、辛苦味と寿司専用の醤油がマッチして最高の余韻が味わえるのだ。
これらがベストな組み合わせで嬉しくなるよ。
しかもリーズナブルな価格、これは女将さんのご機嫌次第であり、慎ましい食卓メニューが我々庶民になくてはならない存在。
従って一見さん(イチゲンサン)には適用されないので念のため、うるさい部外者もまたしかり(笑い)。

街なか再開発に於いては未曽有の震災以来、著しく減少するも旭町通り飲食店街(旧国道4号線目抜通り並行の裏通り400m区間、橋上駅舎矢吹駅西口/旧国鉄時代にあった典型的な木造駅舎の傍らが貨物ホーム上屋跡/矢吹町の玄関口に相応しい立地条件、突き当たりの柴田屋煎餅店が元々魚屋・畳屋・旧煎餅屋・喫茶店の連綿とした広大な跡地)では執拗に生き残りを掛けて推移。
老舗の割烹あさひ食堂・親子瓜二つ塩野精肉店が新築した他、矢吹駅界隈では廃業した店舗が最も多い。
一時は野次馬心理マスコミなどに空き地の矢吹町と揶揄されたが、とんでもなくウザい表現だ。
今や課税対策のため先行して新たな店舗や分譲建て売り住宅など土地有効利用の中心地が旧制矢吹町役場石造り庁舎と火の見櫓跡(傍らのコンビニが木造総二階建て公民館跡)、後の東邦銀行矢吹支店旧店舗が解体撤去され更地が鋭利な砂利で歩きにくい不整地で無理やりイベントを開催したほど、正しくは陸羽街道(明治時代以降の名称)なのに「奥州街道やぶき軽トラ市ミニコンサート」の奥州とはネーミング響きを利用したことのようだ。
江戸時代に参勤交代の要路、宿場町と松並木で日射病(現代では熱中症)を防いだ奥州街道とは時代錯誤も甚だしい。
元々生活道路の通行止めを余儀なくされた路上イベントを強行したほどだ。
これは拙作YouTube「矢吹夏まつり踊り流し」参照のこと、主催者が優柔不断なためプログラム皆無の臨機応変ぶっつけ本番撮影が小生の得意とするところで、どうぞお構いなく(笑い)。

大福寺参道脇の空き地で直接地べたに置いて演奏したほど楽器が傷付きかねない愚かさ(この空き地時代の粗末なコンサートについては拙作YouTubeやぶき軽トラ市ミニコンサート参照)、現在は経済発展に必要不可欠な駐車場に非ず、どこに駐車すればよいのか、津々浦々からどうやって集まったのか用途不明の土地利用がかまびすしい。
台座ステージが転落の危険性と支柱が邪魔するためチアダンスなど石畳で思う存分に発揮出来ず狭苦しいのが決定的なダメージ。
参考までに拙作YouTube会田病院夏まつりチアダンス参照のこと、結果論で一万回アクセスを突破しました。
中町ポケットパークのタイル路面が滑りやすいため(革靴が最も不向き、どんな靴でも転ぶ可能性ありデザイン的な遊び心は無駄なこと、現に矢吹駅東口広場では震災で液状化した石畳が崩れ修繕を余儀なくされた)、無機的な空間がもたらす駐車エリア皆無で自動車社会に逆らったのも同然だ。
震災10年を過ぎてもなお再開発すら捗らず、そんな遅々とした区画整理事業で一気に豹変したのは確かである。
このポケットパークが栃木県那須塩原市では風光明媚な公園駐車場「西岩崎ポケットパーク」だから(那須温泉鹿の湯と塩原温泉スープ入り焼きそば釜彦との中間地点にありドライブコースお勧め、夏場は避暑地の那須温泉が最も涼しい、釜彦食堂については拙作YouTube参照)、余計に雲泥の差を感じてしまうのだなあ。
それほど中心街に必要不可欠な駐車場が皆無に等しく、これじゃ買い物したくても不便な町民に不平不満が募るだろう。
然るに公衆駐車場が幸楽苑矢吹店の裏手にあるだけの乏しさと不案内は否めない。
道の駅計画(恐らく国道4号線大林交差点辺り、4車線化拡張工事との兼ね合いについては不明、土地造成の段階で工事中止)すら頓挫するなど肝心要の商業施設が発展しないようだ。

そうこうして郊外に大手スーパーが進出したが、クルマ社会に取り残された旧中心街から遠ざかり高齢者には交通手段フリークエントサービスすらないため食生活に必要不可欠な買い出しには不便さが否めない。
目抜通りの代表格と言えば旧矢吹デパート(単なる中小商店の寄せ集め複合施設、例えば本家との二重経営が祟り撤退、当時は町一番の箱形ビルが下町を見下ろす殿様気分の屋上では遊園地に非ず客寄せツキノワグマが狭い檻で虐待され臭気まみれで可哀想だった)、後の旧円谷呉服店絵画博物館があった程度で文化を発信するにしても須賀川市役所ウルトラマン庁舎・複合施設テッテ総務課のようなサブカル併設と眺望がないので魅力に乏しいのが役場か(馬鹿)だ。
何故なら施設分散を図れば、交通弱者がクルマを持たないと不便だからね。
駅前から最も近いリオンドール矢吹東店(旧ライオン堂、喜多方市が発祥のスーパーマーケット、本社会津若松市)の元々はエコスハイマート矢吹店→わしお矢吹店(本社白河市結城)→リオンドール矢吹東店(本店がリオンドール矢吹店)。
店内リニューアル、壮観な冷凍食品ケース群が最近の地震で大損害らしく修復しているのか未だに休業中。

これが須賀川市では1回乗り100円の循環バス頻発フリークエントサービが羨ましい。
すこぶる良好な市民サービスが高く評価される所以、周辺自治体から羨望の眼だもの推して知るべし。
ご当地矢吹町は傍観するなかれ、うかうかしていられまい。
箱物行政に抜きん出た前町長が退職したことからリーダーシップ不在に等しいため及び腰の謗りは免れない。
誰が呼び戻したのか、人事交流に巻き込まれて遥か彼方の讃岐うどん高松市から帰省した高給取り支店長もとい転勤族だった昇進確実が成れの果て矢吹人の首長、まだ力量すら満足に発揮していないのが玉に瑕、人のせいに安直するなかれ(失礼しました)。
高松市は元々山陽新幹線と宇野線を乗り継いで瀬戸内海の情緒的な宇高連絡船が廃止され、瀬戸大橋でアクセスが格段によくなった。
その反面、TV裸の大将放浪記(主演芦屋雁之助)に登場した電化軽便鉄道下津井電鉄が廃止。
然るに軽便鉄道とは舗装道路がない時代、軽便鉄道保護法により発達。
当時まだ砂利道で荷痛みを防ぐのと高度経済成長期の移動になくてはならない交通機関だった。
最盛期に沼尻鉱山からの硫黄を運んだ併用軌道2フィート6インチ(ニブロク)の旧磐梯急行電鉄(通称沼尻鉄道川桁~沼尻間、裏磐梯五色沼方面の延伸計画が頓挫)も同様である。

県南は元来、保守派と革新派が一触即発の二大派閥(高田工業社長の自民党県会議員高田兼芳VS旧社会党県会議員井戸沼俊穎、屈強な地盤と激しい対立が祟り怨念を引きずる土地柄だ。
泉崎・中島村長連続怪死が不可思議。
矢吹町特有の風土がもたらす時代錯誤も甚だしい日本三大開拓地(国営だから容易いのかも)、未だに開拓云々を標榜したり遅々とした旧態依然の行政に町民が不平不満を漏らすのも無理はないのだ。
これは槍玉に挙げられた消息不明の歴代町長もまたしかり、ブログなどで雪割橋転落自殺の首長とあるのは辣腕町長白坂武男御大(理不尽な道連れを制止しない片道乗車の矢吹タクシーであの世行き、別名が不幸橋のたもとに殺人トリカブトで有名な山野草販売店、楽しい団臨つくば万博町民号など企画した実力者に敬服して合掌)、その頂点が亡霊を招く役場庁舎。
かつて盛大だった成人式とフォークの神様岡林信康・井上陽水・吉田拓郎がモチーフのフォークソング大会を催した旧中央公民館が廃墟化、片田舎では凡そ似つかわしくないオーケストラなどセレブコンサートで場違いな高額入場料を詐取する文化センターが有名無実、福祉会館・福祉センターも然り無駄な箱物行政で左遷された職員が孤独感を強いられるのだ。

役場庁舎に至ってはワンフロア、うず高く積まれた備品が危険な隠れんぼ同然でロビーから便所が丸見え間取りが宿命的に劣り来訪者が利用しづらい。
冷暖房すら換気で寒いなどビニール遮蔽板で歪む職員デスクが斜めレイアウトのため面談に不向き、傾いていると平衡感覚を司る三半規管が不安定さの極致で気分が下落、総合案内係が取り次ぎすら不在がちだ。
二階和室が喫煙専用で臭気が階下に漂い、物置き談話室など形骸化、どこにあるのか震度計が周辺自治体より一段低いTV地震速報が笑える。
公共施設の駐車場が手狭なのが下町感覚、例えば平日の大池公園が絶えず満車で入れずじまい。
家庭事情は分からないが、いつも賑やかに平和な時代を垣間見る。

極めつけは立ちションならぬ勝手口での立ち喫煙が常態化(かつてロビーに喫煙用の集煙器・ドリップコーヒー無料自販機、両者ともメンテナンス不足の臭気と換気不足が欠点)、正面玄関に吸い込まれて逆流の悪循環が祟り、また窓口相談では無粋なパーティションにより表情が歪むため意思疎通が不能(かつてヨークベニマルでは頑丈なアクリル遮蔽板レジで顔面衝突して痛い)、ながらスマホする職員しかも上級職の怠慢など切りがないが、町民との和解を反故にした前町長が恨まれ、図書館(芸術的なヌード特集でも陳列を反故にされた月刊アサヒカメラ廃刊)・中央公民館など移転して併設を余儀なくされたモダン建築の複合施設コトット(軽薄なカタカナ用語、巨大アクセサリー擬きハートのオブジェが意味深の広場では駐車場が極狭、旧矢吹農協跡)を置き土産に完成を見届けることなく退職に追い込まれたと専らの噂です。

然るに前町長は矢吹農協時代に課長だったから実質的なトコロテン昇進と言えるが、呆気なく当選した頃は一階の隅っこに下手な町長室ブースを設けたほど小心者だった(笑い)。
どうやら矢吹町では横領などマスコミを賑わす不祥事が散見されるようだ。
従って高額報酬目当ての無能な議員(活動実績不明)と課長クラス(身分不相応に横柄で居丈高)など牢屋の大将ならぬ長年の居座り行政が目に余り、革新を取り入れるべくして不正には即時解雇を断行するなり終身雇用を改め、窓口対応毎にアンケートで五段階評価する目安箱を設けるのが先決だ。
尚且つ実力を評価する人事が肝心要、道理で人望厚い総務課長晴ちゃん藤田忠晴が最終的に副町長まで昇進したほど理想的な自治体の首長格に相応しい所以(敬称略)。
癖のある防災情報メールもまた然り通算・累計を表示しないばかりか文責不明(責任者不在)、口説い反復メールで受信トレイが埋まりパンクしかねないなどメモリー浪費の問題点と防霜(ボウソウ)情報など難読漢字が多いのも欠点だ。

さて下町情緒に溢れた旧い木造平屋建て店舗が営業中と分かる暖簾を目敏く発見、そこだけ遠目にポツンと明かりが灯って和む町民のオアシスが麗しい。
押し並べて町民が貧乏だからこそ経済観念で機転を効かせた優しい女将さんの為せる業。
今時この価格で楽しめるのは瓶ビール1本より安い魅力を推して知るべしで常連向けの価格が、そうざらにない。
まさに入れ替わり立ち替わり客足が途切れず絶大な人気を誇る飲み屋ですよね。
絶えず満員御礼で空席があってもソーシャルディスタンシング(通称ソーシャルディスタンス、類似語フィジカルディスタンシング)の観点から空席があっても割り込み相席が難しいため門前払いを余儀なくされるが、何はともあれ御愁傷様でした。
コロナ禍の昨今、憎き時短が免れず長居は無用、深酒による醜態を晒すなど漫然と絡むことなかれ、小生は端っこで静かに嗜むのが本当の酔客である。
従って喧騒から離れた下町の小ぢんまりとした寿司屋兼居酒屋、ゆったり穏やかな一人飲みが格別この上ない。
但し冒頭が女将さんの気に入られた常連向け価格だから一見さん(イチゲンサン)は駄目である、よって至極真っ当な価格が嬉しいんだなあ(笑い)。

2021年(令和3年)4月9日、即日動画アップ。

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