ウクライナに『日本人義勇兵』か…本人を独自取材 3人で活動「助けたい一心で来た」(2022年3月18日)

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり、世界各国から多くの「義勇兵」がウクライナに集まり、ロシアと戦っています。そのなかに日本人が含まれている可能性が出てきました。MBSはウクライナに入ったと主張する男性と連絡を取り、その心の内を取材しました。なぜあえて危険を犯す判断をしたのでしょうか。

 3月16日にトルコの放送局が報じたニュース。その映像では、ウクライナ西部のリビウでインタビューに応じているのは「日本人の義勇兵」だと紹介されています。

 (日本人の義勇兵と紹介された男性 ※トルコの放送局のニュースより)
 「困っている人を助けたい、ウクライナの避難民を救いたいという思いです」

 2年間の軍務を経験したとも話している「日本人義勇兵」とされるこの男性。MBSの記者がツイッターなどをもとに連絡をとったところ、男性は20代だといいます。送られてきた写真では、男性が装備品やヘルメットを身にまとい、胸にはウクライナ軍の認識票が確認できます。男性はウクライナ入りした理由や今の状況を次のように記していました。

 【男性から送られてきたメッセージ】
 「現在、我々はウクライナで義勇軍に参加しています。そして現在日本人は3人いますが、3人とも軍務経験があり、それぞれ専門を持っています。今のところ現地では医療訓練を主にした戦闘訓練を行っております。我々がなぜここに来たのか、理由としては、難民などの報道を見て、彼らを助けたい一心で来ました」

 男性は単身でウクライナに入ったのではなく、ほかの2人の日本人と計3人で活動していると主張しています。

 【男性から送られてきたメッセージ】
 「現在の位置や状況といったところについては、詳しくは述べませんが、ウクライナ側としては非常に苦しい。さらには、民間人の犠牲、難民が多く出ていることに関しては公然の事実であります」

 3月18日、松野博一官房長官は記者会見で次のように述べました。

 (松野博一官房長官)
 「報道は承知をしております。個々の報道の1つ1つについてお答えすることは差し控えたいと思いますが、日本政府はウクライナ全土に退避勧告を出しており、同国に滞在する邦人はただちに退避をしていただきたい」

 そんな中、ウクライナ人の避難民でしょうか、男性からは子どもをあやす動画も送られてきました。そしてメッセージは次のように締めくくられていました。

 【男性から送られてきたメッセージ】
 「現地に平和と安全が戻り、子どもたちが日常を取り戻すために、我々は覚悟を持って全力で最後まで戦って参ります」

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