ロシア軍 首都キエフまで15kmに迫る プーチン氏“中東の兵”投入表明 [ウクライナ侵攻] (2022年03月11日)

ロシア軍がウクライナの首都キエフまで15kmと迫る中、プーチン大統領は中東からの志願兵を投入する考えを示した。

響き渡る銃声。
首都キエフをめぐる攻防は、激しさを増している。

キエフから北東に20kmに位置するブロバルイでは、住宅街を列をなして進むロシア軍の戦車に対し、ウクライナ軍が次々と攻撃を仕掛ける。

中には、人のすぐ近くに着弾する場面も。

アメリカの政府高官によると、3方向からキエフの包囲を進めているとみられるロシア軍。

特に北西方向から近づいている部隊は、1日で5km進軍し、キエフ中心部まで残り15kmに迫っているという。

さらに、ロシア軍が戦力の90%を維持しているとし、今後、キエフ中心部など市街地への無差別攻撃が激化する可能性も指摘している。

またイギリス国防省は、ロシア軍がキエフなどへの新たな攻撃に向け、数日かけて部隊の態勢を整え、今後、総攻撃を仕掛けてくるのではと危機感を強めている。

こうした中、ロシアのプーチン大統領は外国からの志願兵について、ショイグ国防相の「(志願兵の)大部分は中東からで、1万6,000人を超えます」という発言に対し、「お金のためではないのなら、あなた(ショイグ国防相)は志願兵を戦闘地帯に移動することを助ける必要がある」と答え、これまでは必要ないとしてきた考えを一転、投入する考えを示した。

ウクライナでの戦況が厳しいことを表している可能性がある。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は「(プーチンは)シリアの凶悪犯をわれわれに対し傭兵(ようへい)として輸入することを思いついた。異国の地に人を殺しに来る」と述べた。

また、勝利の達成にはまだ時間と忍耐が必要で、ウクライナのパートナーからさらなる制裁が必要だと協力を呼び掛けた。

FNNプライムオンライン
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