11歳の少年「たった1人」1100キロ避難 母親“戦火の街”残る理由は・・・(2022年3月10日)

 母は、戦火の街に残らなければならない理由がありました。

 スロバキア政府:「その笑顔と勇敢さ、強い決意で、少年はすべての人を魅了しました。本物のヒーローに値します」

 スロバキア政府が、こんな言葉でたたえたのは、まだ11歳の少年です。

 彼の故郷は、ウクライナ南東部の街ザポリージャ。今月4日の未明、ヨーロッパ最大の原子力発電所がロシア軍の攻撃を受け、その手に落ちた街です。

 スロバキア政府:「彼はリュックとパスポート、そして自分の手に電話番号を書いて、たった1人でやって来ました」

 少年は、ザポリージャから隣国のスロバキアまで、およそ1100キロの道のりを、なんとたった1人で避難してきたというのです。

 少年は、どうして1人だったのか。スロバキア政府は、フェイスブックに、母親のユリアさんの動画を掲載しました。

 少年の母親・ユリアさん:「私は夫と死別し、体の不自由な母親を抱えています。母親を置いてはいけず、仕方なく息子だけを避難させたのです。スロバキアの国境警備隊やボランティアの皆さん、ありがとう。皆さんのおかげで、息子は自力で国境を越えることができました。私の子どもの命を救ってくれたことを、心より感謝します」

 スロバキア政府によると、ボランティアは少年を暖かい場所へと連れていき、食べ物と飲み物を与えたといいます。

 そして、手に書かれていた電話番号を手掛かりに、スロバキアの首都ブラチスラバに住む少年の親戚に、無事連絡を取ることができたということです。

(「グッド!モーニング」2022年3月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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