“欧州最悪の難民危機”ウクライナ脱出続く「67万人超」・・・戦火逃れ 50キロ歩き隣国へ(2022年3月2日)

 ウクライナから国外に出る人が増え続け、約67万人に上っていると言われています。このままでは、今世紀ヨーロッパ最悪の難民危機になる恐れもあります。

■戦火逃れ・・・徒歩で50キロ

 ウクライナと接するポーランド国境の町・メディカ。ロシアによる侵攻が始まった直後から、多くの避難民が殺到しています。

 ウクライナ難民:「(Q.どこから来ましたか?)ウクライナのキエフから来ました。とても危険な場所でした」

 各々、長い時間をかけて、数十キロもの距離を歩き続け、たどり着きました。

 50キロ歩き続けたという人もいました。長く歩きすぎたためか、到着後、体調不良を訴え、点滴治療を受ける人もいました。

 さらに、この男性は、足を痛めたのか、数人の男性に右足を支えられ、ショッピングカートで運ばれてきました。

 その膝はパンパンに腫れ、男性の目には涙が浮かんでいました。

■戻りたい・・・「戦争止めて」

 避難民のキャンプに使われている学校の体育館では、おもちゃで遊ぶ子どもの姿がありました。そこでは、ウクライナに戻りたいと訴える学生もいます。

 ウクライナ難民の大学生:「戦争を止めて下さい。ウクライナに戻りたい。大学で勉強したい。ここに座っていたくない。勉強したい」

■避難した人数・・・67万人超

 ハンガリーの首都・ブダペスト。避難してきた60代の男性は、2人の息子をウクライナに残してきたといいます。

 ウクライナ難民の男性(60台):「私は家や車や、私の人生で得たものをすべて、ウクライナに置いてきました。そして、残してきた息子たちについて、私は祈るだけです」

 国連機関によりますと、これまでに避難した人の数は、67万人を超えているということです。

(「グッド!モーニング」2022年3月2日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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