
2003年6月19日、福岡市東区で起きた中国人留学生3名による強盗殺人事件。殺害現場と遺体の状況は凄惨を極め、報道でもその詳細は伏せられています。
被害者の家族は衣料品販売業の松本さんと妻、小学6年生の長男、小学3年生の長女の4人暮らし。
6月19日の午後11時頃、強盗目的で自宅に押し入って来た中国人の留学生3人に殺害されました。
松本さんは「娘の命だけは助けてほしい」と土下座して懇願したものの、実行犯はそれを聞き入れることなく目の前で絞殺したそうです。その光景を目の当たりにして気を失ってしまった松本さんは浴槽に浸けられ溺死。妻の千加さんに対しては拷問に近い行為が行われたという話もあります。
中国人留学生は工事現場から盗んで来た電線で遺体を縛って車に乗せ、博多港箱崎埠頭に移動。前もって用意していた手錠でそれぞれの遺体をつなぎ、鉄アレイをくくりつけて海に沈めました。その後3人は車を乗り捨て、JR久留米駅から福岡へ戻った。
20日の午後に海中から一家の遺体が次々と発見され、遺留品などを手がかりに実行犯の1人を日本国内で逮捕。残り2人はすでに福岡空港から上海へ出国した後だったが、中国の公安当局に身柄を拘束された。
日本で逮捕された魏被告は2011年に死刑判決が確定。
共犯の内1人は2005年に中国で死刑が執行されており、もう一人は無期懲役の判決を受けている。
しかしながら、事件当日に現場から走り去る別の車も目撃されており、また強盗目的とされながらも奪われているものは現金3万7千円と時計のみである点が疑問視されています。
日中で犯罪者引き渡し条約が締結されていないため、代理処罰を要請するしか手がなく、最近でも大阪で起きた「准看護師殺人事件」においても容疑者は中国に逃亡。同様の問題が指摘されています。果たしてこの代理処罰の形で真相は究明されるのか疑問に思います。
powered by Auto Youtube Summarize