
ロシアは5日もウクライナに軍事侵攻を続けています。両者は、南東部の地域で住民らを避難させることで合意していましたが、結局、戦闘が続き、実現していません。
3日から5日にかけて南東部マリウポリではロシア軍による攻撃が続きました。ウクライナとロシアは、マリウポリなど2つの地域で、一時的に攻撃を止め、住民らを避難させる措置を講じることで合意していましたが、戦闘が続き、住民らの避難はできませんでした。
ウクライナ当局は、「ロシア軍が避難ルートに向けて砲撃している」としています。
ウクライナでは4日に、南東部にあるヨーロッパ最大規模の「ザポリージャ原子力発電所」がロシア軍の攻撃を受け、その後、ザポリージャ原発はロシア軍に占拠されましたが、ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、ロシア軍が新たに南部にある国内第2の規模の南ウクライナ原発に向け進軍しているとの見方を明らかにしました。
ロシア軍が引き続きウクライナの電力の供給網を抑えようとしている可能性があります。
ウクライナとロシアの停戦に向けた3回目の協議は7日に行われる見通しですが、プーチン大統領は5日も「ロシアの提案をウクライナ側が適切に受け入れるよう期待する」と述べています。
また、同時にプーチン大統領は欧米による経済制裁がロシアへの宣戦布告のようだとも述べて強硬姿勢を崩していません。
(2022年3月6日放送より)
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