ウクライナ「即座に」加盟申請にEUは ゼレンスキー氏「手放さないと証明を」

ヨーロッパ議会で1日、ウクライナのゼレンスキ―大統領がオンライン演説を行いました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「EUはウクライナとともにあることでより強固になる。EUがいなければウクライナは孤立してしまう」

ゼレンスキー氏はロシアによる侵攻から国を守るためとして早急なEUへの加盟を求めていて、この前日には加盟の申請書に署名。この日の演説でも、「ウクライナを手放さないと証明してほしい」と支持を訴えました。

このウクライナの求めに対してEUのフォンデアライエン委員長は・・・

EU フォンデアライエン委員長
「EUとウクライナの距離はこれまでになく近くなっている」

しかし、EUへの加盟については・・・

EU フォンデアライエン委員長
「まだ先は長い。まずは戦争を終わらせ、それから次のステップについて話し合うことになる」

将来的な加盟には前向きな姿勢ですが、ウクライナ側が求める「即座の加盟」については現状難しいとの立場を示したかたちです。

こうした中、イギリス・ジョンソン首相はウクライナから多数の難民が逃れているポーランドを訪問。現地での記者会見で、2日前にキエフから逃れてきたという女性が首相に詰め寄る場面がありました。

ウクライナNGO ダリア・カレニュークさん
「飛行禁止区域を設定してほしいんです。貴方は今、キエフまで来ていません。リヴィウにも来ていません。怖いからです」

NATO=北大西洋条約機構がウクライナ上空に飛行禁止区域を設定するよう涙ながらに求めたのです。

ウクライナNGO ダリア・カレニュークさん
「私の家族も、私の同僚も、みんな泣いています。どこへ逃げたらいいかわからないんです。これが今起きていることなんです、首相」

ジョンソン首相は、飛行禁止区域の設定はイギリスとロシアとの直接の戦闘になる恐れがあるとして、「想定していない」と述べました。

ウクライナ市民の悲痛な声にどこまで答えることができるのか、ウクライナの加盟に一線をひくヨーロッパの意思が試されています。
(02日15:46)

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