世界では2022年も新型コロナの感染拡大が収まりません。新年早々、新たな対策を打ち出す国も出ています。
アメリカ・ニューヨーク。
恒例の年越しカウントダウンイベントは多くの人で賑わっていましたがこれでも、規模が縮小されていました。
コロナ禍で迎えた2度目の新年。3日、首都ワシントンでの雪合戦は、猛威をふるう変異ウイルスオミクロン株をもじってその名も「スノミクロン合戦」。ただ、マスクを付けていない人の姿もちらほら。
アメリカの感染拡大は収まらず、1日あたりの感染者は3日、100万人を超えました。年が明けてFDA(食品医薬品局)は、新たな新型コロナ対策を発表。
ファイザー製の新型コロナワクチンについて3回目の追加接種の対象をこれまでの16歳以上から12歳から15歳にも広げ、2回目の接種からの間隔も6か月から5か月に短縮するというものです。
一方、こちらは南フランス・マルセイユ。12月31日、医療スタッフたちは多忙の中。
医療スタッフ
「こんばんは!」
病院の片隅で新年の訪れを祝っていました。机に並ぶハムやサーモン、シャンパンなどの一部は患者からの差し入れとのこと。
ヨーロッパでも感染拡大は収まらず、フランス、イギリス、イタリアでは、いずれも年末、新規感染者の数が過去最多を更新しています。
こうしたなか、中東イスラエルでは3日から新たに60歳以上の人などを対象とした4回目のワクチン接種がスタート。現地メディアによりますと世界で初めてだということです。
4回目のワクチン接種に来た女性
「60歳以上への4回目接種が承認されたと知ってすぐ、私と夫の接種を予約しました」
国を挙げてのワクチン接種や入国制限と、新型コロナ対策では先行してきたイスラエルですが、オミクロン株が世界的に拡大する中、2日発表された新規感染者はおよそ6500人。再び、増加傾向にあり、検査会場にも長蛇の列です。
そして、重要なイベントを控えた中国では。
記者
「オリンピックの開催まであと1か月となった中国でも感染拡大がまだ収まっていません。こちらは最近出来たばかりの施設ですが、本番ではこういった場所で厳しいチェックが行われるものとみられます」
ちょうど1か月後に開幕する北京オリンピックの会場では4日も準備が進められていました。ただ、観戦チケットについては販売されたとしても“中国本土だけ”という方針が示されているだけで、いまだに詳細は明らかにされていないのです。
市民
「みんな楽しみにしていますが、観戦できなくなる可能性もありますね」
中国国内では12月に入って感染が拡大。中部の陝西省・西安市では住民およそ1300万人に厳しい外出制限が実施されるなど、2022年も各国で先の見通せない1年の幕開けとなりました。(04日16:50)
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