

東京・台東区で「お願い死なせて」と頼んだ高校3年の女子生徒を殺害したとして、嘱託殺人などの罪に問われた19歳の少年に対し、東京地裁は実刑判決を言い渡しました。
判決によりますと、少年は2017年5月、交際していた当時17歳の高校3年の女子生徒の首を絞めて殺害し、翌日、女子生徒の自宅マンションに火を付けるなどした罪に問われていました。東京地裁の鈴木巧裁判長は「少年は女子生徒から『妊娠した。重荷になりたくない』と言われ、決意が固いと感じて殺害したと話しているが、十分に手を尽くすことをせずに殺害を決意したのはあまりにも安易で短絡的」と指摘しました。そして「被害者の遺体を消し去りたいなどと考えて火を付けていて、経緯や動機は厳しい非難に値する」としました。その上で「後悔して反省し、今後の更生の意欲を示している」として、懲役5年以上10年以下の求刑に対し、懲役4年以上7年以下の実刑判決を言い渡しました。
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