ロシアのウクライナ侵攻による戦闘が激しさを増しています。この後のロシア側の動きについて、小林記者がモスクワから最新情報を伝えます。
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これまでの、ロシア軍はウクライナのいくつかの都市を直接攻撃してきましたが、その際には都市の機能は維持させつつも政府機関を攻撃して、ゼレンスキー政権に近い人物の排除を狙っていると見られます。首都キエフでも、同様の手法がとられる可能性は高いと思われます。
つまり、キエフを包囲した上で、大統領府や議会、政府機関を集中的に攻撃し、ゼレンスキー政権の転覆を狙うとみられます。
一方、モスクワ市内では、今、大きな混乱は見られません。当局は、反戦デモの拡大をかなり警戒していて、「参加して逮捕されれば前科者になり、自分の将来に汚点を残す」と警告するなど、引き締めを図っています。このため、反戦デモなどの大きな行動をとりにくいのが現状です。
2日朝の段階で、反戦デモでロシア全土でおよそ6700人、モスクワでもおよそ3250人が拘束されていますが、一方で、参加者が拘束される様子は、国営テレビでは一切報道されていません。
しかし、ロシア語の署名嘆願サイトには、2日朝までに、戦争反対の署名がおよそ112万人、登録されています。(2022年3月2日放送「news zero」より)
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