ヴィスワ=オーデル攻勢

ヴィスワ=オーデル攻勢, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=1865214 / CC BY SA 3.0

#1945年の戦闘
#独ソ戦の作戦と戦い
#1945年のドイツ
#1945年のポーランド
#1945年1月
#1945年2月
#ゲオルギー・ジューコフ
#イワン・コーネフ
ヴィスワ=オーデル攻勢は、第二次世界大戦の東部戦線において、1945年1月12日から2月2日にかけてソビエト赤軍がドイツ軍に対して行った攻勢である。
この作戦に勝利したソビエト軍は、ヴィスワ川(ドイツ語名:ヴァイクセル川)からドイツの首都ベルリンの東70Kmのオーデル川河畔まで進撃した。
バグラチオン作戦の成功に引き続き、ソビエト第1白ロシア戦線は1944年7月27日から8月4日の間にヴィスワ川西方に3つの橋頭堡をなんとか確保した。
ワルシャワは目前となったが、ワルシャワ蜂起が発生した1944年8月1日以降、ソビエト赤軍はこの態勢のまま活動を停止する。
第1ウクライナ戦線はリヴォフ=サンドミール作戦の間、サンドミエシュ(ドイツではバラノウ橋頭堡と呼ばれる)でさらに橋頭堡を大きく拡大していた。
攻撃にあたってソビエト赤軍は3つの橋頭堡でドイツ軍を上回る大量の軍需物資、将兵を集結させた。
ドイツ陸軍参謀本部東方外国軍課で対ソ情報活動を担当していたラインハルト・ゲーレン少将はこの事実をつかみ、陸軍参謀総長ハインツ・グデーリアン上級大将に報告した。
グデーリアンは危機が迫っていることをドイツ総統アドルフ・ヒトラーに進言したが、ヒトラーは彼らの情報をソビエト赤軍を上辺だけの強さとして「ジンギスカン以来の最も大きな詐欺である」として退けた。
グデーリアンは防衛のための必要な人員を得るためにクールラント・ポケットに閉じ込められている北方軍集団をバルト海経由で撤退させることを提案したが、ヒトラーはこれを拒絶した。
その上、ヒトラーは春の目覚め作戦を支援するために、予備戦力である、第6SS装甲軍(司令官ヨーゼフ・ディートリヒ)をハンガリーへ移動させるよう命令した。
ソビエト赤軍の2個軍が直接関係しており、第1白ロシア戦線(司令官ゲオルギー・ジューコフ)はワルシャワ周辺と南方のマグヌシェフ橋頭堡、プワヴィ橋頭堡を確保していた。
一方、第1ウクライナ戦線(司令官イワン・コーネフ)はサンドミエシュ橋頭堡を確保していた。
作戦のためにジューコフとコーネフで合計で163師団を抱えていた。
配備 この地域ではA軍集団がソビエト赤軍と対峙しており、ワルシャワ東側からヴィスワ川沿いに南へサン川合流地点までを防衛していた。
その地点では戦線がヤスウォから南へ続く前にバラヌフ・サンドミエルスキ地区のヴィスワ川を越えた地点にソビエト赤軍の大規模な橋頭堡が存在していた。
軍集団には3個軍が所属しており、ワルシャワ周辺に第9軍、ヴィスワ川のソビエト赤軍のバラノフ突出部に相対するのが第4装甲軍、その南に第17軍がそれぞれ配置されており、将兵400,000名、火砲4,100門、戦車1,150両が所属していた。
A軍集団はヨーゼフ・ハルペ上級大将(攻撃開始後の1月20日、フェルディナント・シェルナー上級大将と交代する)が率いていた。
配備 ドイツ情報部はソビエト赤軍がドイツ軍の3倍と見積もっていたが、実際は5倍であった。
巨大なバラノフ、サンドミエシュの両橋頭堡に相対する戦線に配置する人員が不足していたため、第4装甲軍は若干の地域において「防衛拠点」で防衛せざるを得なかった。
その上、ヒトラーの明確な命令によって、ドイツ軍は2本の防衛線(Großkampflinie(=大戦線)、Hauptkampflinie(=主戦線))は互いに非常に近くに構築されており、ソビエト赤軍の火砲の射撃範囲内にその主力防衛部隊を置くこととなった。
攻撃は1月12日、午前4時35分、第1ウクライナ戦線がバラノフ橋頭堡からドイツ第4装甲軍に対する激しい砲撃で開始された。
第XLVIII装甲軍団(それは橋頭堡に相対する戦線に配備されていた)所属師団に対して濃縮された攻撃は効果のあるものとなり、ドイツ軍の反撃を無力化した。
第68歩兵師団の大隊長は「私は力不足の大隊で反撃を開始した・・・(中略)・・・ソビエト赤軍の準備砲撃の煙が消えた・・・(中略)・・・そこには小隊にしかならない人数が残っただけだった」と語っている。
最初の集中砲火の後、攻撃調査に続き、さらに10時からの激しい爆撃が続いた。
第3親衛軍、第4戦車軍の主要な装甲部隊が4時間後、進撃を開始する頃までにドイツ第4装甲軍は最大で所属火砲の4分の1、所属将兵の3分の2を失っていた。
ソビエト赤軍はキェルツェでド…

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事