金の取引価格、今年最高値を更新 コロナ感染拡大を受け

新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から「安全資産」とされる金の価格が上昇し、先物価格と小売価格が今年の最高値を更新しました。

 17日の大阪取引所では金の先物価格が1グラムあたり6520円をつけました。去年11月以来およそ半年ぶりの高値となり、今年の最高値を更新しました。

 また、地金大手の田中貴金属工業の金の小売価格も先週末と比べて66円上昇し、去年10月以来の高値水準となる1グラムあたり7176円を記録しました。

 国内での新型コロナの感染拡大に歯止めが掛からない状況を受け、不況が長引くことへの懸念から比較的安全な資産として金を買う動きが強まっているとみられます。(17日18:39)

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