容疑者が火に突っ込むような様子も…防犯カメラに犯行の姿 大阪・北新地ビル放火殺人

24人が死亡した、大阪・北新地のクリニックの放火殺人事件で、容疑者の男が自転車で現場に向かい、計画的に犯行に及んだとみられることがわかった。

17日、北新地の心療内科のクリニックで起きた放火殺人事件で、警察は、谷本盛雄容疑者(61)を事件の容疑者と特定した。

警察によると、谷本容疑者は西淀川区の住宅から、自転車で現場に向かったとみられる。

クリニック内の防犯カメラには、受付に診察券を出した直後に、紙袋を床に置いてけとばし、しゃがみ込むと火が出る様子が映っていたという。

谷本容疑者は逃げることなく、火の中に突っ込むような様子が映っていて、さらに服のポケットには、催涙スプレー2本を入れていた。

現場では、クリニックに通っていた人が、次々と献花に訪れた。

クリニックに通院していた男性「病院自体が僕らの心のよりどころだったので、なくなってつらい」

クリニックに通院していた女性「おととい(事件当日)の夕方、予防診療に行くつもりだったので、こんなことが起こってしまって…やるせない」

谷本容疑者が11年前まで働いていたという板金工場の関係者は、谷本容疑者が板金の資格を持っていて、腕は良かったと話す。

谷本容疑者の元職場 板金工場の社長「責任感があるし、後輩をリードしていくのも教えることもうまい。連絡しても連絡取れなくなって、来なくなった。それからそのままずっと」

職場では、実家の跡継ぎをめぐり、悪化した家族関係について、悩みを相談していたという。

谷本容疑者の元職場 板金工場の関係者「みんなに縁を切られて。親・きょうだい・子どもにも。ひとりぼっちになって。『かわいそうやね』と同情した」

警察は、西淀川区の住宅から、谷本容疑者が事件前に書いたとみられるメモを押収していて、内容を調べている。

FNNプライムオンライン
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