切り札なるか?「接種証明アプリ」運用開始 マイナカード“普及率4割”で課題も(2021年12月20日)

 ワクチン接種をスマートフォンで証明できる「接種証明書アプリ」の運用が始まりました。登録にはマイナンバーカードが必要となりますが、その普及率はおよそ4割にとどまっています。

 “ウィズコロナ”の切り札となるのでしょうか。

 松野官房長官:「今後は『スマートフォン』と『マイナンバーカード』があれば数分で『接種証明書の発行』を受けることが可能となり、利便性が向上する」

 20日から始まった政府の接種証明書アプリ。緊急事態宣言でも、こうしたアプリなどで「接種済み」を証明できれば、5人以上の会食が許可され、イベントの人数制限もなくなります。

 ただ、課題も見えてきました。

 いまだ普及が4割ほどにとどまっている「マイナンバーカード」が登録に必要です。

 読み込むとすぐに接種履歴やワクチンの製造番号などが確認できます。

 スマホやマイナンバーカードがない人は、自治体の窓口や郵送などで紙の接種証明書をもらう必要があります。

 様々な課題を抱えてはいますが、応援する人もいます。

 東京の飲食店では、接種証明アプリなどの提示で、北海道などから取り寄せた「生ガキ」が無料で振る舞われます。

 ノミスシ・ヒルスシ・シメスシ・オミヤスシ・アテスシ・スシンジュク、ゴタンダ、佐藤将店長:「産地生産者の方にこのタイミングでカキを売ってくれませんかとお話を頂き協力」

 度重なる緊急事態宣言で、行き場を失った食材、そして飲食業界。もう緊急事態宣言はこりごりだという思いで始めたサービスです。

 ノミスシ・ヒルスシ・シメスシ・オミヤスシ・アテスシ・スシンジュク、ゴタンダ、佐藤将店長:「緊急事態宣言下で私たちとても大変な思いをしました。政府が新しいことを発表してくれるので、我々、飲食店としてしっかり応援して、徹底できるようにしていきたい」

 政府はアプリを使って接種証明書を交付した件数は20日午後2時半時点で、およそ25万件だったと公表しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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