【事件】大阪ビル火災 犯行に“ガソリン”使用か

大阪・北新地のビルで24人が死亡した放火殺人事件で、放火に使われたのは可燃性のある液体でガソリンの可能性があることがわかりました。現場から中継です。

亡くなった24人は、非常階段やエレベーターとは逆の院内の奥の方にむかって倒れていたということです。出口を猛烈な炎でふさがれ逃げ場を失ったものとみられています。

事件は17日、ビル4階の心療内科クリニックで発生し、28人が病院に搬送され、このうち24人が死亡しました。クリニックの院長と連絡がとれておらず、警察は現場検証をして詳しい状況を調べています。

5年前から通院する男性「復職したときに(西澤院長に)すごく喜んでいただいて、本当に良かった。『じっくり生きていきましょう』と声をかけていただいた。今の自分があるのは西澤院長やリワーク(復職支援)の仲間たちのおかげ」

火をつけたのは、このクリニックに通院する大阪市西淀川区に住む61歳の男とみられ、捜査関係者によりますと、クリニックの出入り口付近から検出されたのは、可燃性のある液体でガソリンの可能性があるこということです。

火事の直後に避難したクリニックの関係者は、「男が暖房機器の付近に持参した紙袋を置いて蹴り倒して、漏れ出た液体が引火した」と話していて、警察は男が来院後、すぐに犯行に及んだとみて調べています。現在、男は大阪市内の病院で治療を受けていますが、容体は危険な状態が続いているということです。

また、この事件の直前に現場からおよそ4キロ離れた男の自宅で放火の疑いがある火事が起きていました。近所の住民によりますと、男はこの1年以内に1人で引っ越してきて、近所づきあいはほとんどなかったとみられます。

地区の町会長「空き家と把握していた。表札もないし生活感がなかったので」

近隣住民「(男が)自転車で出て来たので『引っ越してきたんですか?』と聞いた。(男は)『うん』と小さい声で言った」

男の自宅からは、事件があったクリニックに関する書類がみつかったということです。警察は男とクリニックとの間にトラブルがなかったかを調べるとともに、亡くなった24人の司法解剖を行い、身元の特定を急いでいます。(2021年12月18日放送より)

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