9党首 経済政策など論戦 衆院選あす公示

 あすの衆議院選挙公示を前に、9党の党首が日本記者クラブが主催する討論会に参加し、論戦を交わしました。

自民党 岸田文雄総裁
 「新しい時代の経済、新しい資本主義を訴えます。成長と分配の好循環で皆さんの所得を上げます」

立憲民主党 枝野幸男代表
 「恩恵を受けた皆さんには応分の負担をお願いしつつ、所得を再分配し、そして安心を作り、支え合う日本を作ってまいります」

公明党 山口那津男代表
 「日本の未来を担う子どもたちを全力で応援します。0歳から高校3年生まで1人当たり一律10万円相当の給付を行います」

共産党 志位和夫委員長
 「今度の総選挙は、自公政権を続けるのか、野党共闘で新しい政権をつくるのか、政権選択の選挙です」

日本維新の会 松井一郎代表
 「成長を実現するためには改革をしなければなりません。昭和の制度、昭和の構造、そして規制、こういうものを改革をしたい」

国民民主党 玉木雄一郎代表
 「ずばり、給料が上がる経済の実現です。傷ついた経済を回復するために50兆円規模の緊急経済対策をうちます」

れいわ新選組 山本太郎代表
 「この国は25年の不景気、その中にコロナがやってきたということを政治が理解しなければなりません。ここにおいて、まずやらなければいけないことは消費税の廃止です」

社民党 福島みずほ党首
 「税金の取り方と使い道を変えます。この3年間、消費税をゼロにし、大企業の内部留保484兆円に課税をします」

NHK党 立花孝志党首
 「NHKをぶっ壊す! ということで。我々NHK党は、他の党は一切やりませんが、NHKのスクランブル放送を目指して頑張ってまいります」

 また、討論会では、各党首同士が質疑を交わしました。山口代表は、枝野代表に野党の選挙協力についてただしました。

公明党 山口那津男代表
 「この選挙協力で、200近い選挙区で一本化したと言われておりますけど、共産党のように閣外協力と言っている党の候補者がどのような政権選択を提示できるのでしょうか」

立憲民主党 枝野幸男代表
 「基本的には、政権そのものは単独政権を担わせていただく。その中で(連携する政策)20項目については、他の3党そして包括的に国民民主党の協力を得ながら政権を動かしていく」

 志位委員長は、消費税について岸田総理に迫ります。

共産党 志位和夫委員長
 「消費税を5パーセントに減税することに踏み切るべきではないでしょうか」

自民党 岸田文雄総裁
 「少なくとも今の段階で消費税を触ることは考えるべきではない」

 松井代表、玉木代表も、岸田総理に現金給付についてただしました。

日本維新の会 松井一郎代表
 「厳しい状況の方々を支える、分配の手法と時期を教えていただきたい」

自民党 岸田文雄総裁
 「コロナ対応としては、経済対策、より困った方々に対して給付等をするべき」

国民民主党 玉木雄一郎代表
 「非正規や子育て世帯に対する現金給付は、いつ手元に国民に届くのでしょうか」

自民党 岸田文雄総裁
 「児童手当における仕組み、あるいは住民税非課税世帯に対する仕組み、こうしたものを活用することによって、プッシュ型で支給することは可能である」

 各党首は、あすから全国に散らばり、有権者への支持を訴えます。(18日15:14)

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