「何てことを」同級生も戸惑いと怒り・・・高3女子遺棄(2021年9月1日)

 行方不明の女子高校生が遺体で発見された事件で、逮捕された容疑者が「キャンプ用の刃物で刺した」と供述していることが分かりました。

■「夕方には戻る」と外出・・・

 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、小森章平容疑者(27)とその妻、小森和美容疑者(28)の2人です。

 群馬県渋川市に住む容疑者夫婦。近所の人によりますと、妻の和美容疑者は、別の男性と離婚し、数カ月前から、章平容疑者と同居を始めたといいます。

 事件に巻き込まれたのは、高校3年生の鷲野花夏さん(18)。先月28日、「友人に会いに行く、夕方には戻る」と言って外出しました。

■現場周辺は人通りもなく・・・

 捜査関係者によりますと、区内に設置された防犯カメラに、車に乗り込む鷲野さんの姿が映っていたということです。

 そして、先月31日未明、鷲野さんは帰らぬ姿で、捜査員に発見されました。

 遺体が遺棄されたのは、山梨県早川町にある小屋です。現場の周辺は人通りもなく、車もほどんど通りません。

 発見された時、鷲野さんは足を投げ出し、座った状態で、背中に4カ所の刺し傷と、首に絞められた痕があったといいます。

 この小屋からは、犯行に使ったとみられるロープも見つかっています。

■被害者祖父「何も言えない」

 高校の校長によりますと、まじめで欠席などもなかった鷲野さん。茶道部に所属し、指定校推薦で大学進学を目指していたといいます。

 同級生にも、戸惑いと怒りが広がっています。

 小・中学校の同級生:「誕生日会を鷲野さんのおうちでやりました。(小学校)3・4年生の時だったと思う。朝ニュースを見て驚いて。近くにいる人が、こういうことが起きるなんて、ちょっと分からないです」

 中学校の同級生:「男女共に話していて、元気な子だったと覚えている。何てことをしてくれたんだと、怒りを覚えますね」

 同居していた鷲野さんの祖父が、辛い胸の内を明かしました。

 鷲野さんの祖父:「かわいくて、かわいくて、ちゃんとした子だよ。何も言えないよ、かわいそうで。俺93だから、間もなくあの世で一緒になるかって、そういう言い方しかできないよ」

■容疑者「最初は話し合いと・・・」

 鷲野さんと逮捕された小森容疑者夫婦には、どのような接点があったのでしょうか。調べに対し、夫の章平容疑者は・・・。

 章平容疑者:「2年ほど前に、女子高生とツイッターで知り合い、妻に嫉妬された」

 また、妻の和美容疑者は・・・。

 和美容疑者:「最初は話し合おうとしたが、気持ちの整理がつかなくなってしまった」

 さらに、「元々持っていた、キャンプなどで使う刃物を使って、山梨県の小屋の中で鷲野さんを刺した」という旨の供述をしているということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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