恐喝の罪で服役していた指定暴力団山口組のナンバー2、高山清司若頭が18日、刑期を終えて出所しました。
高山若頭の出身母体である指定暴力団山口組の2次団体「弘道会」の本部事務所にほど近いJR名古屋駅では、朝早くから多くの警察官が警戒に当たりました。
そして、午前9時前、刑期を終えた高山若頭がおよそ5年ぶりに姿を現しました。
高山若頭はみかじめ料として、京都市の男性から現金およそ4000万円を脅し取ったとして、2010年に恐喝の疑いで逮捕され、懲役6年の判決が確定し2014年から東京の府中刑務所で服役していました。
山口組を巡っては高山若頭が服役中に、一部勢力が神戸山口組を結成しさらに、神戸山口組から任侠山口組が分裂するなど3つの団体が対立。 2019年8月には神戸市中央区にある山口組の最大勢力「弘道会」の事務所前で、組員が銃撃される事件が発生し、10月10日には神戸山口組の中核団体「山健組」の事務所前で組員2人が銃撃され死亡するなど報復とみられる事件が起きていて、兵庫県警では、双方の関連施設合わせて11カ所の使用を禁じています。
警察は高山若頭の出所をきっかけに対立抗争が激化する恐れがあるとみて警戒を強めています。
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