【レムデシビルの最新情報】レムデシビルの最新臨床試験速報をお伝えします(2020年4月10日)

今回の動画では、2020年4月10日にGilead Sciences社が報告したニュースリリースの情報を配信します。

※詳細な内容
・コンパッショネート・ユーズによる抗ウイルス活性を示すRemdesivirを投与した53名の患者のデータがNew England Journal of Medicineに公開された。
・Remdisivir投与は、患者において臨床的に68%の改善を示した。
・Remdesivir投与において、多くの患者で、臨床的な症状の改善と安全性が認められた。
・53名のうちの34名の全体の約3/2の患者(64%、n=34/53)は体外式膜型人工肺(ECMO)を含む人工呼吸器をつけていた。
・Remdesivirの初回投与から18日における中央値において、68%(n=36/53)の患者における酸素サポートクラスが改善された。
・Remdesivirを投与すると、人口呼吸器をつけた半分以上の患者の57%(n=17/30)は抜管され、全患者の半分近く(47%、n=25/53)は退院した。
・全体の死亡率は13%(n=7/53)であった。死亡率は、非浸潤的酸素サポートをつけている患者(5%、n=1/19)に比べ、非浸潤的人工呼吸の患者のサブグループの方が高かった(18%、n=6/34)。
・軽度から中程度の肝臓酵素(ALTそしてまたAST)の増加(23%、n=12/53)が観察された。安全性シグナルは検出されなかった。

※Remdesivirとは
レムデシビルとは、動物モデルのin vivo・in vitroにおいて、エボラ、マールブルグ、MERS、SARSを含む多数のウイルスに対して抗ウイルス活性を示す核酸アナログである。Gilead社によって行われたin vitro試験において、RemdesivirはCOVID-19を引き起こすウイルスに対して活性を示す。COVID-19の治療に対する安全性・有効性試験がPhase2、3によって行われている。最初の臨床試験の結果は4月中旬の報告が予定されている。

●Dr.Tomo
大学院で博士課程(Ph.D)を取得後、1年間博士研究員として勤務。その後、外資系製薬企業で世界中の医薬品のマーケティング部門に所属(現職)。研究員時代は脂質代謝酵素とミトコンドリア、小胞体、オートファジーなどの関係を研究していた(基礎研究出身)。Youtubeでは高校生に向けた勉強法や研究・製薬に関する情報を配信している。

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