釈放から一夜。
「酒が残っている認識があった」という供述を一転、否認。
頭にニット帽をかぶり、黒縁眼鏡にマスク姿で歩く人物。
アイドルグループ「TOKIO」の元メンバー、山口達也さん(48)。
24日午後10時半すぎ、釈放され、2日ぶりに東京都内の自宅に戻った。
警視庁は24日夜、山口さん立ち会いのもと、自宅を捜索。
釈放後の措置としては異例。
この捜索で、封が開いた1.8リットルサイズの麦焼酎の紙パックや、コップなどを押収。
22日、バイクを運転中に追突事故を起こし、酒気帯び運転の現行犯で逮捕された山口さん。
警視庁の調べに対しては、「麦焼酎を5～6杯、ロックで飲んだ」としたうえで、「普段と違っていることはわかっていた。酒が残っている自覚があった」と説明していた。
酒が残っている自覚があったことを、全面的に認める供述をしていた。
しかし、24日の検察官による調べに対しては一転、「前日の夜、飲んだあと寝たから、酒が抜けていると思った」という内容の説明を行い、逮捕当日の朝、酒が残っていた認識がありながらバイクを運転したことについて、否認に転じていたことがわかった。
この供述内容の変化について、これまで1,000件以上の刑事事件を扱ってきた、アトム市川船橋法律事務所・高橋裕樹弁護士は、「飲酒運転、酒気帯びになる可能性があるということをうすうす気付いて運転しているという話であれば、はっきり言って、通る主張というか、弁解ではないのかなと思いました」と指摘する。
警視庁は現在、供述の裏付けなどを進めている。
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