町内会で入会費が60万円!なぜ?

町内費 60万円

滋賀県草津市矢橋町の森脇町内会が、新しい入会者に60万円の納入を求める内規を、2006年から定めていることが18日までに分かりました。当時の集会所、建て替え時のコスト負担と同額で、実質的な”入会費”といえるでしょう。周辺の町内会の入会費よりも高額なため、一部住民や識者から「転入者の、入会制限につながる。」との声が上がっています。
森脇町内会(25戸)は、矢橋町内会(約470戸)の下部組織の”組”と呼ばれる13町の一つです。住民によると、入会金は組ごとに定められ、森脇町以外は約2万円までで、不要の町もあるとの事です。
同町が高額な入会費を求める発端となったのは、同年の集会所建て替えです。建設費は約2千万円で、財源に近隣の下水処理施設整備で払われた県補償金(1戸当たり30万円)と町内各戸の2年間の積立金(同約30万円)を充てました。この時、町内会の内規が改定され「新規入会者に付いては、集会所建設経費として、1戸当たり金60万円を町内に納める。」などの文言が盛り込まれました。
内規を巡っては一部住民が「集会所は、既に完成しており、徴収する理由がない。」と主張する一方「皆が負担した額なので、新住民にも払って貰うのが平等。」と継続を求める声も多いそうです。町内の寄り合いで、話し合ったこともあるが、変更には至っていないとの事です。
内規改定後は、町内に1軒転居しましたが、子育て世帯の多い隣接の町内会に加入し、実際に入会費を払ったケースはないそうです。
市は、市内転入者の手続きの際に、町内会加入を促すチラシを配っていますが「町内会運営の中身までは、指導できない。」と静観の構えです。

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