2010年7月、大阪のマンションの1室で幼児2人の遺体が見つかり、23歳の母親が逮捕された事件は記憶に新しい。また10月には名古屋でも、自宅マンションで男児を出産した32歳の母親が、十分に食事を与えず意識不明の重体に陥らせたとして逮捕されている。
全国の児童相談所に寄せられる児童虐待の相談応対件数は、約4万5000件。
これは、10年前の4倍にも上る数だ。
なぜ、子どもを虐待してしまうのか?UP!のカメラは、以前虐待を繰り返していた母親に話を聞いた。
1人は、子どもを虐待していたことが原因で、4年前に離婚した母親。親権は父親にあり、2人の子どもは児童相談所に入所している。子どもに会うことができるのは、年に1回。
施設で祭りなどの行事の時だけだ。今年、虐待をしていた子どもから招待状が届き、3ヶ月ぶりに会いに行く。そこで語った後悔と子どもへの思いとは・・・。
3人の子どもを育てるシングルマザーは、元・夫のDVがきっかけで離婚。エステティシャンの仕事と生活保護費合わせて30万円で、何とか家庭を支えている。虐待を受けていたとは信じられないほど、子どもたちは明るい。いったい、なぜ虐待は起こってしまったのか?母親は自分の過去を語った。
2人の母親が抱える共通するトラウマ。
児童虐待の実態に迫る。
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